凸で使える心理学 その3
- 2016/01/21
- 00:51
このシリーズ好評なのかわからないですが自分の備忘録としても書いておきます。
三回目は『フットイン・ザ・ドア』について語りたいと思います。
『フットイン・ザ・ドア』ってなんぞや??
って思うと思いますが、めちゃくちゃ簡単に言うと
『先っぽだけでイイから入れさせて!!』
って言うのが最たる例です。
もちろん先っぽだけで終わる人ってまずいないですよね?(笑)
先っぽ入ったらもう全部、そのうち収めない人居ないと思います。
要約すると
『大きな目的を達成するために、些細な事からお願いしていき徐々に自分の要望を達成していく』
と言う事になります。
とは言え『小さなお願いごと』でもお願いごとなので、相手がいきなり聞き入れてくれるとかもありません。
なので、前述した『ダブルバインド』を併用したり、『返報制の原理』を用いて、小さいお願いを聞き入れて貰いやすい、断りにくい状況に持っていくことが、『フットイン・ザ・ドア』を成功させやすい方法と言えます。
人間は
『一度でも要求を呑んでもらえれば相手は次の要求を呑んで貰える確率が上がる』
ので、無茶なお願いはいきなりしないのが鉄則です。
実例の会話を想定します。
もし、あなたの彼女が物をおねだりしてきたとしましょう。
付き合って間もないのにいきなり、
『サマンサタバサの鞄買って!!』、『シャネルのバッグ買って』
って言われたら買いますか?
まず、普通は買いませんよね??
そんなお金ないよ!!でバッサリだと思います。
でも
『美味しいラーメン食べに連れて行って!!』
なら、普通聞きますよね。
でもラーメンを食べに連ったあとには鞄のお店があったりする訳です(笑)
ここで、
『新しい鞄』か『新しい服』のどっちか今欲しいなぁ
とおねだりされたらあなたはどっち買いますか?
多分、みんな値段の安い『新しい服』を買う事でしょう。
既に『フットイン・ザ・ドア』で断りにくい状況を作られた上の『ダブルバインド』と言う流れです。
こういう形で併用すると非常に効果のある人間の心理テクニックになります。
ただどっちかと言うと、上の服か鞄と言う会話はダブルバインド+ドア・イン・ザ・フェイスと言うテクニックの応用です。
彼女は実は本当は服が欲しいんだけど、あえて値段が高くて買いにくい高級鞄を引き合いに出して服を買ってもらうと言うのが真の目的です。
ドア・イン・ザ・フェイスは小さい目的を達成するために敢えて断られやすい大きい要求を出すと言うテクニックになります。
フットイン・ザ・ドアの逆なので併せて覚えやすいかも知れませんね。
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